Introduction & Story

“真夜中のパリ”から陽光きらめく永遠の都ローマへ
アカデミー脚本賞受賞『ミッドナイト・イン・パリ』が世界中で大ヒットした
ウディ・アレン監督の最新作は底抜けに愉しくて、陽気なラブ・コメディ!

ローマの街には、人の数だけアモーレがある!
豪華キャストが魅せる、
ちょっぴり奇抜でユーモアたっぷりの物語


 前作で“真夜中のパリ”を甘美に描き上げたウディ・アレンの次なる舞台は、陽光きらめくイタリアの古都ローマ。フィルムメーカーとして新たな絶頂期を快走中のアレンは、人生を謳歌するラテンのノリにすっかり感化されたのか、いつもの“辛口でシニカル”な作風からはるかに突き抜けたユーモアを連発。老若男女が愛して歌ってよく食べるイタリア的バイタリティと、「ただ散歩しているだけでも驚くような街だ」と評するローマの熱気に刺激された天才監督のイマジネーションはぐんぐん膨らみ、同時進行する4つのとびきり愉しくて陽気なエピソードに結実した。
 恋愛小説さながらにローマっ子のイケメンと婚約した娘のもとへ、アメリカから飛んできた元オペラ演出家(アレン)。恋人の親友である小悪魔な女優(ペイジ)の虜になってしまう建築家の卵(アイゼンバーグ)。田舎から上京した純朴な新婚カップルの宿泊先になぜか現れたセクシー爆弾なコールガール(クルス)。ある日突然、大勢のパパラッチに囲まれ、大スターに祭り上げられた平凡な中年男(ベニーニ)……。

観光名所とオペラに彩られ、
全編これイタリア尽くし!
すべての観客を理屈抜きの笑いと
幸福感でもてなすラブ・コメディ


 幾多の名作の舞台になってきたローマの魅力をあますところなくスケッチしようと試みたアレンは、現地オールロケを敢行。コロッセオ、トレヴィの泉、ヴェネツィア広場、スペイン階段、ボルゲーゼ公園といったゴージャスな名所を盛り込んで、観る者の目を喜ばせるばかりか、気分をもリフレッシュさせ、ローマへの観光旅行に連れ出してくれる。
 そしてオペラ発祥の地たるイタリアにちなんだサプライズも見逃せない。日本公演でも美声を聴かせたテノール歌手ファビオ・アルミリアートが、“奇跡の歌声を持つ葬儀屋”という意表を突いた役どころになりきって登場。しかし、その実力はシャワー室のみで発揮されるから一大事!なんとアレン扮する演出家がアルミリアートを主演に“オペラでシャワー”の劇中劇「道化師」を水面下で画策し始める!ジプシー・キングスのカバーでおなじみの「ボラーレ」、プッチーニ作のアリア「誰も寝てはならぬ」などの名曲も散りばめられ、まさに全編これイタリア尽くし。ふらりと訪れたすべての観客を、理屈抜きの笑いと幸福感でもてなすラブ・コメディが誕生した。